奈良仏師 折上稔史の日記。作品紹介、教室案内、展覧会の案内等

古代ロマン

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たいへんな雨でした。
西日本各地で、被災されたみなさまには、心からのお見舞いを申し上げます。

災害大国とされる日本、古代から数多くの地震や天災に襲われてきました。
そのような国で、何百年・なかには千年以上も昔の建造物が現在まで残っているのは、奇跡のようなものだとあらためて感じております。

法隆寺は世界最古の木造建築として知られています。
その法隆寺が再建されたかどうかについて、明治以降大きな論争がありました。
「再建」といっても、近世・近代に入ってからではなく、推古朝の時代(7世紀前半)か天智朝(7世紀後半)かというのですから、どちらにしても大昔には変わりありません。
現在は、『日本書紀』の記事にあるように、天智期に再建されたことが確定されたそうです。

「法隆寺再建論争」は「邪馬台国論争」と並んで、日本史の中でも有名な議論です。
邪馬台国論争は、現在にいたるまで確たる定説は打ち立てられていないそうですが、奈良に住んでいる者としては大和説に一票を投じたいと思っています。
(以上『国史大辞典』より抜粋)

このような、残存する史料も少ない中で、さまざまな古代ロマンに思いをはせるのも楽しいものですね。

新しい仏さまを創るのも大切な仕事ではありますが、古代から現在まで受け継がれている奇跡のような仏さまを修復し、これから何千年も先の未来へと引き継いでいくのも、私の仕事であります。

各教室の風景や修復の様子をTwitterにアップしています。
修復が完成しましたらまとめてブログにあげたいと思っていますが、よろしければご覧になってください。
https://twitter.com/NaraBusshi






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